MMAワールドカップ2022 勝手に開催!(後編)
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※MMAFightingのJedさん(@JedKMeshew)より許可を頂き翻訳しました
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ベスト16
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オランダ vs イングランド
イングランドは強力なチームであり、格式を如実に見せつけた。オランダは格闘技の歴史が長く、伝説級の選手もいるが、今回の相手に戦うには手薄だ。ゲガール・ムサシ、レイニア・デ・リッダー、ジェルメーヌ・デ・ランダミー、イシス・フェルベークが勝利を収めているが、結果は及ばず。
勝者:イングランド 7-4


ポーランド vs フランス
高齢化が進むポーランド勢がペースをつかめず。ジョアンナ・ジェドルチク、ヤン・ブラホヴィッチ、カロリナ・コワルキェヴィッチ、マテウス・ガムロットがそれぞれ役割を果たすが、フランシス・ガヌー率いる一団が引き続き勝利を収めた。
勝者:フランス 7-4


日本 vs クロアチア
クロアチアは競争率の高いグループを勝ち抜いたが、ミルコ・クロコップのチームは手薄だ。日本の選手層は厚く、クロアチア代表のタレントが活躍することはなかった。ロベルト・ソルディッチとイワン・エルスランはベストを尽くしたが、堀口恭司をはじめとする日本チームには圧倒された。
勝者:日本 9-2で圧勝


ブラジル vs ポルトガル
ブラジルを止められる選手はいるのだろうか?ポルトガルには無理だろう。UFC現チャンピオン3人、Bellatorチャンピオン1人、元チャンピオン3人を擁するブラジルは、ポルトガルが追いつけないほどの圧倒的な火力を発揮した。マネル・ケイプとアンドレ・フィアロは、セレソンの大波に押し流された。
勝者:ブラジル 11-0全勝!


アメリカ vs エクアドル
ネタバレするつもりはないが、大逆転がない限り、アメリカ対ブラジルの決勝戦になるだろう。9人のPFPランカーを擁するチームを倒すのは途方もなく難しい。エクアドルは、チームのキャプテンであるマルロン・ベラでさえ、UFCバンタム級チャンピオン、アルジャメイン・スターリングに敗れ、その厳しさを思い知った。
勝者:アメリカ 11-0全勝


オーストラリア vs メキシコ
これこそ、私たちが求めていた試合だ。オーストラリアは、ヘビー級、ライトヘビー級、ミドル級、ウェルター級の4階級を制覇し、序盤からリードを広げた。ジェイミー・マラーキーがラファ・ガルシアとの接戦を制し、オーストラリアはあと1勝で優勝を決めるはずだったが、ここでメキシコの反撃が始まる。ブランドン・モレノ、クリスチャン・キニョネス、イレーネ・アルダナ、アレクサ・グラッソ、そしてルピタ・ゴディネスが勝利し、同点に追いついたのだ。

フェザー級のアレクサンダー・ボルカノフスキーvsヤイール・ロドリゲスの一戦にすべてが託された。結局、PFPトップファイターが自分の役割を果たし、チーム・オージーを前に進めた。
勝者:オーストラリア 6-5の大接戦!


カナダ vs. スペイン
スペインはまだワールドカップで活躍できるほど層の厚いチームではない。フアン・エスピノとジョエル・アルバレスはとっても質の高い選手だが、女子部門での経験の欠如は壊滅的だ。カナダは傑出したスター選手はいないものの、全体的に堅実であり、準々決勝に進むには十分すぎるほどの実力を持っていた。
勝者:カナダ 9-2で圧勝


韓国 vs セルビア
ベスト16最終戦は、期待したほど楽しくない結果に終わった。セルビアにはビッグネームが揃っているが、女子がいないのが、充実した韓国に対して致命的な弱点だ。女子の部では韓国に勝ち点3を与え、コリアン・ゾンビ、パク・ヒョンソン、オク・レイユンが残りを制した。
勝者:韓国 8-3で圧勝

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ベスト8
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オランダ vs イングランド
いよいよ本番、すごい試合が目白押しだ。フランシス・ガヌーと トム・アスピナルの一戦は?そしてイマボフとダレン・ティルは?

フランス代表として ガヌー、イマボフ、ウマール・シー、 マノン・フィオロ、 イギリス代表として レオン・エドワーズ、アーノルド・アレン、 ムハマド・モカエフ、メリッサ・ディクソンが勝者となった。ピンブレット vsバルナウイ、デイビー・グラント vs. テイラー・ラピルス、ランチャナ・グリーン vs. ステファニー・ペイジといった名勝負が続いたが、結局はフランスチームが僅差で仕事をやり遂げた。
勝者:フランス 6-5でイングランドを破る


日本 vs ブラジル
正直なところ、ブラジルの勢いは止まりそうにない。日本はグループリーグを突破し、クロアチアを破り、絶好調で充実したチームだが、ブラジルには蹂躙されている。
アマンダ・ヌネス、タイラ・サントス、ジェシカ・アンドラーデが序盤からリードし、フェザー級、バンタム級、フライ級の試合は拮抗していたが、他のブラジルチームは圧倒した。
勝者:ブラジル 11-0で日本を完食


アメリカ vs オーストラリア
アメリカは予想通り、これまで強かったオーストラリア勢を次々と撃破している。アレクサンダー・ヴォルカノフスキーはマックス・ホロウェイを、ロバート・ウィッタカーはジャレッド・キャノニエを退けたが、それ以外のオーストラリア勢はカマル・ウスマンやダスティン・ポイエーをはじめとする星条旗のファイターについていけなかった。
勝者:アメリカ 9-2でオーストラリアを破る
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カナダ vs 韓国
今大会で最も熾烈な戦いが繰り広げられた対戦だ。カナダと韓国はともに実力のあるチームだが、真のスーパースターがいないため、11試合ほぼすべてが拮抗した勝負だ。この試合は、最終的にハキーム・ダウォドゥとコリアン・ゾンビのフェザー級戦に絞られるが、コリアン・ゾンビの勝利は不可避だった。
勝者:韓国 6-5の大接戦

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準決勝
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フランス vs ブラジル
ブラジルは驚異の粉砕機だ。フランスはヘビー級チャンピオンを筆頭に、エリート選手を擁する硬派なチームだが、強豪ブラジルの前では嵐に浮かぶ凧に過ぎない。アマンダ・ヌネス、タイラ・サントス、ジェシカ・アンドラーデの3人がこのトーナメントを席巻し、どのチームも成す術がない。マンスール・バルナウイ、サラディン・パルナス、テイラー・ラピルスのフランス中盤もブラジルに圧倒された。ガヌーがブラジル戦で勝利を挙げた唯一選手となり、レ・ブルーは散った。
勝者:ブラジル 10-1でフランスを撃破

アメリカ対韓国
勝ち残りトーナメントで重要なのは、勝負どころで最高のプレーができることだ。韓国は快進撃を続けてきた。しかし、コリアン・ゾンビのチームの活躍も終わりを告げなければならない。それでも、準決勝まで勝ち進んだのだから、よくやった。
勝者:アメリカ 11-0で韓国を圧倒

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決勝
ブラジル vs アメリカ
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誰もが待ち望んでいた対戦だ。格闘技界を代表する2つの国(今年はロシアが欠場)が、MMAの覇権を賭けて戦うのだ。どちらが優勝カップを掲げ、永遠の栄光を手にするのだろうか?

さて偶然にも、4試合はすでに過去に行われたものだ。アマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペーニャはスプリットファイトを行い、直近の対戦ではヌネスが勝利、12月にはチャールズ・オリベイラダスティン・ポイエーを、UFC258ではカマル・ウスマンギルバート・バーンズを、2018年にはコーリー・アンダーソングローバー・テシェイラを苦しめるなど、その活躍は目覚ましい。つまり、それらの結果を加味すると2勝2敗、残り7戦となる。

そこからカーティス・ブレイスジェイルトン・アルメイダを、タイラ・サントスカトリン・チョーカジアンを、アルジャメイン・スターリングジョゼ・アルドを倒し、ジェシカ・アンドラーデカルラ・エスパーザにトドメを刺して、4-4になるのが妥当だろう。残るはフライ級、フェザー級、ミドル級のマッチアップだ。

UFCミドル級チャンピオンのアレックス・ペレイラは185ポンドの階級で、マックス・ホロウェイは明らかに優れたファイターとして、145ポンドの階級で勝利を収めた。

つまり、ワールドカップは史上最強のフライ級チャンピオンであるデメトリアス・ジョンソン現UFCフライ級チャンピオンとの対戦に絞られるのだ。ジョンソンは現在の世界フライ級トップランクの選手であり、選択の余地はない…

2022年MMAワールドカップ王者:アメリカ
ブラジルに6-5で勝利!!!

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最後までご愛読ありがとうございました。


▼出典(英語)
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